シャルダン商会 地域貢献のため「ばらピアノ」寄贈
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Image: weekly-net.co.jp
【広島】〝ばらのまち〟福山は、戦後の復興期に市民が苗木を植えたことをきっかけに市を挙げた街づくりが行われ、今では市内の至る所でバラが咲く。令和7年には専門家、愛好家らが各国から集まる世界バラ会議の開催も控えている。
ピアノを始め、医療機器や大型家具などの保管・配送・設置を行うシャルダン商会(藤田哲也社長、福山市)はバラの装飾を施したピアノをJR福山駅前の商業施設「アイネスフクヤマ」に寄贈。ストリートピアノとして多くの人に親しまれている。
今回、講師として同社で社員研修を行った豊田恵子さんが事務員から「日頃の業務の中でエンドユーザーの反応が見えにくい」という声を聞き発案。以前から何か地域に貢献できないかと模索していた社長と考えが一致し、実現したもの。
関係先から手に入れたピアノは、豊田さんの知人で福山を拠点に活動するアーティストの侑里さんがバラの装飾をデザイン、施工。大きく開いた花弁がさり気ない金色で縁取られた華やかなもので、侑里さんは「市の活性化につながれば嬉しい」と微笑む。
ピアノは施設1階の吹き抜け空間にあるステージ上に設置。PRイベントも行われ、楽器の演奏経験が豊富であり、搬入を指揮した同社の吉岡篤志氏がゲームやアニメ音楽を心地よく編曲して演奏。家族連れや学生らが多く訪れ、思い思いにピアノに触れていた。
◎関連リンク→ 有限会社シャルダン商会
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