日本ローカルネットワークシステム協同組合(JL)関東地域本部(相良和司本部長=写真)は7月13日、2024年度「関東地域本部大会」を東京都墨田区のホテルで開催した。

今年度のスローガンは163作品から選ばれた「今こそ真価 絆と信頼のローカルネット」。作者は魚沼陸送整備(JL新潟)の反町和弘さん。

第一部の式典では、廣川篤副本部長が開会を宣言。相良本部長は「問題は山積しているが切羽詰まった今こそ改善のチャンス」と述べ、「運賃値上げや賃上げも必要だが、これらの問題を乗り越えていくために、会員・組合員のための交流会や研修会を積極的に実施し、ヒューマンネットワークの良い所を前面に打ち出し、側面から支援できるように活動していく」として、今期の事業計画を発表。

基本方針は「『NEXT10』~可能性をつかみ新時代へ~次代を先取りした、最高の物流ネットワークであり続ける!!!を基にヒューマンネットワークの円滑な向上と組織強化を目的とし、JLの明るい未来を切り拓くため、新たな付加価値を創造すべく(以下の)事業を実行する」。

具体的には「①単協活動の活性化②情報登録件数及び取引高、前年対比10%増を目指す③各種教育・研修会・講習会及び入会説明会の実施④他地域本部との連携⑤社会貢献活動の実施」の5項目を説明しながら発表した。

 

来賓として出席した関東運輸局貨物課の杉田美千代課長、JL連合会の迫慎二会長が祝辞を述べた。

表彰式では選ばれたスローガンの作者のほか、「取引高実績」1位の蛭間運送(JL北関東)など3社、「契約1、2登録数」1位のインフィールド(JL多摩)など3社、今回初めて設定された「地域運営貢献」(「JL認証取得率」から変更)1位のJL多摩など3組合を表彰した。「会員拡大」は該当なし。

組織管理教育事業部の笠木純一部長、協働経済事業推進事業部の青山定雄部長の両事業部長がそれぞれの方針を発表。根本勝雄副本部長が閉会のことばを述べ、式典を閉会した。

第二部の講演では、コヤマ経営の小山雅敬代表が「2024年問題スタート後の運送業の課題と対策」をテーマに講演。

第三部の懇親会では活気溢れる雰囲気のなか、会員間で親交を深めた。