飯尾運輸 地元サッカークラブの応援自販機を設置
【兵庫】飯尾運輸(飯尾栄治社長=写真右、川西市)は、地元・川西市への地域貢献のため「FC SONHO(ソニオ)川西応援自販機」を自社オフィス前に設置した。
一般社団法人FC SONHOは、ガンバ大阪で活躍した元Jリーガー、小川直毅氏(同左)がオーナー兼選手として2018年に創設した社会人サッカークラブ。「川西市初のプロサッカー選手」として活躍した同氏が現在も同クラブでプレーしながら、「『川西市からJリーグへ』 をキャッチフレーズに若手の育成も含めて本気でやっている」という。
飯尾運輸は昨年、運送会社では唯一となるトップパートナー契約を同FCと締結、今年で2年目を迎えた。
今回設置した「応援自販機」は、同市を発祥の地とする「三ツ矢サイダー」のメーカー、アサヒ飲料とのコラボレーションによるもの。飲料1本あたり10円が、同FCが展開する子どもたちへのサッカーボールのプレゼント活動の原資となる。
同FCファンドレイザーの橋本浩一氏は、「自販機の設置自体が地域社会への貢献につながる」と説明する。
5月末に飯尾運輸に設置された自販機のパネル部分には同FCのエンブレムが掲示されている。飯尾社長は、「ソニオの応援はもちろん、社会貢献にもつながる。当社の採用活動にも波及効果があれば」と期待を寄せる。
社内での評判も上々だそうで、「子どもがサッカーをやっている社員だけでなく、『地域の子どものためになるのなら』と、多くのドライバーが買ってくれている」
人手不足解消を目指す同社では、「スポーツ選手の受け皿としての役割も担いたい」という思いを抱いており、同FCでプレーする選手の受け入れにも積極的だ。
「当社は土日休みで配送の時間帯も決まっていて、スポーツとの両立がしやすい環境。サッカー選手だけでなく、コーチとして続けたい人などにもぜひ来ていただきたい」とし、「仕事とは別で、『やりたいことが他にある』という今の若い人を取り込みたい」とドライバー職を新たな選択肢として提示する。
小川氏は、「サッカー人口を増やしていかないと」という使命感のもと、子ども向けサッカー教室の運営なども手がけている。その入り口として欠かせないのが、子どもへのサッカーボールの提供活動だという。飯尾運輸のサポートも受け、同氏は「これからも地道に続けていきたい」と意気込む。
チーム名の「ソニオ」はポルトガル語で「夢」を意味するという。
◎関連リンク→ 株式会社飯尾運輸
◎関連リンク→ FC SONHO川西
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