新入社員の達子(たつこ)と先輩達による日常時々非日常な微コメディ漫画、元気いっぱいに連載中☆

第129話

熱中症注意報

第130話

驚かし注意報

はみだしッ!ドラ日和
ドライバーと熱中症
タツコ
ハァ〜溶けちゃいそう….
もう年々暑くなってきますよね〜。。。
ママやん
そうだね〜…季節の変わり目っていうのも曖昧だし。
なんか気がついたら猛暑だよね。 ホント熱中症には気をつけてよね。
タツコ
クララ先輩から聞いたんですけど。。。 ドライバーの熱中症率ってのがものすごい高いとかなんとか…
ママやん
いくら車内がクーラーで涼しい状況でも車から頻繁に積み下ろし作業があったりすると、温度差が大きくてそれだけで汗かきやすくなったりするんだよね。
タツコ
常に水飲めるように腰に水ホルダーつけておかないと危ないっすね。
ママやん
水分取らないと、ってよく言われるけどさ、大量に汗かいた時は、水だけ飲んでも体液中の塩分濃度が下がって、またすぐに排出されちゃうっていうから注意だよ。
タツコ
えぇ!? 水ダメなんですか?
ママやん
厳密にダメっていうか、一気にガブ飲みしてもすぐに外に出ちゃうってことだよね。 少しずつ吸収するか、一番良いのはやっぱり「塩分」ってことよ。
さらに言えばそこに砂糖が少し加わると、水分と塩分の吸収力が高くなって疲労回復にも繋がるんだってさ。
タツコ
それってまさか…?
ママやん
そう、まさにスポーツドリンクとかだよね。
あとは経口補水液なんてのも随分手軽に買えるようになったからね。
タツコ
それにしても飲むタイミングが難しいですよね。
運転中ならともかく、一番汗かいてるタイミングの時って、大体近くにお客さんとかがいる時じゃないですか。ちょっと気を遣っちゃうんですよね…。
ママやん
確かに…そこはなかなか難しいところだけど、なるべく汗をかかないようにするって意味では、最近”アイスベスト”っての見つけたんだよね!!
タツコ
(アイスベストで検索)
うわ〜なんか拳銃しまうホルスターベストみたい(笑)
ママやん
ちょっと目の付け所がなんか違うんだよなw
まぁいいや。 とにかく首筋とか脇の下とかが血管多く通ってるところに保冷剤をセットできるチョッキタイプだからさ、静脈部分を一気に体温冷やせるんだよ。インナーとしてもいけるサイズ感ががミソだね!
タツコ
この保冷剤セットする隙間にパック型の飲料を入れて…長めのチューブを取り付ければ….
隠れて”冷たい水分”の補給ができる!! これは画期的だ〜!!
ママやん
そういうトコには知恵が働くんだねw ところでさ、ああいうパック(飲むゼリーとかの)容器の名前ってなんて言うか知ってる?
タツコ
え?名前なんてあるんですか?
ママやん
うん、大体世の中にあるものほとんどのモノには名前があるよ。 ちなみに”スパウトパウチ”って言うんだ。
タツコ
へ、へぇ〜…覚えておきます…。 (絶対すぐ忘れそうだけど)

解説

熱中症対策と運送ドライバーの心得

運送業界で働く皆さん、日々の配送業務お疲れ様です。暑い季節には熱中症のリスクが高まり、私たち運送ドライバーにとっても大きな課題となります。今回は、熱中症の予防法と、万が一熱中症にかかってしまった場合の対処法について考えてみましょう。

【熱中症のリスクと症状】

熱中症は、高温多湿の環境で体温調節がうまくいかず、体内に熱がこもってしまうことで発症します。以下のような症状に注意が必要です。

1. 初期症状
– めまい
– 立ちくらみ
– 筋肉のけいれん
– 汗が異常に多い

2. 中等症
– 頭痛
– 吐き気・嘔吐
– 体のだるさや虚脱感

3. 重症
– 意識障害
– 高体温(40度以上)
– 発汗停止

【熱中症の予防法】

熱中症を防ぐためには、日常的な対策が欠かせません。以下のポイントを押さえて、予防に努めましょう。

1. こまめな水分補給

運転中や休憩中に、こまめに水分を摂ることが大切です。特に、汗とともに失われる塩分も補給できるスポーツドリンクなどが効果的です。

2. 適切な服装

軽くて通気性の良い服装を選びましょう。また、直射日光を避けるために、帽子やサングラスの着用も有効です。


3. エアコンの活用

車内が高温になるのを防ぐため、エアコンを適切に活用しましょう。定期的に車外に出て、新鮮な空気を取り入れることも重要です。

4. 十分な休憩

無理な運転は避け、定期的に休憩を取ることが大切です。休憩中には、日陰や涼しい場所で体を冷やしましょう。

【 熱中症にかかってしまった場合の対処法】

万が一、熱中症の症状が現れた場合は、速やかに対処することが重要です。

1. 涼しい場所に移動

まずは、涼しい場所に移動し、体を冷やしましょう。車内のエアコンを最大にしたり、日陰に避難することが効果的です。

2. 水分補給

意識がはっきりしている場合は、水分と塩分を補給します。スポーツドリンクや経口補水液が適しています。

3. 体を冷やす

体温を下げるために、氷嚢や冷たいタオルを使って首や脇の下、股間などを冷やします。

4. 緊急連絡

重症の疑いがある場合や症状が改善しない場合は、速やかに救急サービスに連絡しましょう。熱中症は放置すると命に関わることがあるため、迅速な対応が求められます。


暑い季節は熱中症のリスクが高まりますが、適切な予防策と迅速な対処法を知っておくことで、リスクを大幅に減らすことができます。私たち運送ドライバーは、安全第一を心掛け、自分の体調管理にも十分注意を払いましょう。


次回更新は7月23日更新予定! お楽しみに!