【大阪】宮田運輸(高槻市)はこのほど、「宮田」を親会社とするホールディングス体制に移行した。宮田博文氏(写真中央)が会長、宮田哲治氏(同左)が社長、福田真氏(同右)が副社長にそれぞれ就任。宮田八男氏は名誉会長となった。子会社には宮田運輸(同)と新設の宮田開発(福島県双葉郡)が名を連ねる。

宮田運輸はこれまで、物流企業として顧客ニーズに対応するだけでなく、「こどもミュージアムプロジェクト協会」を運営し、社会課題の解決活動を展開。福島県復興支援の地域事業でも多方面で拡大に努めており、物流の枠を超えた「社会課題解決企業」を目指すため、HD化したという。

宮田会長は、「事業開発と人財開発の棲み分けを行い、これまで以上に推進できる組織体制を構築するため、今回の思い切った権限移譲に至った」とし、「これから働く人財が輝ける職場を創造し、人が育つ組織を実現していく」と述べた。

社長を務める新会社については、「これまで福島県復興支援の地域事業として広げていたが、さらなる進展を目的に設立した」と説明。「被災地への支援を強化し、皆様の要望にお応えできるように努めていく」としている。

宮田運輸の社長に就任した宮田哲治氏は、「これまで人を大切にしてきた文化を引き継ぎつつ、全従業員と共に社会貢献事業の発展に努め、丁寧に対応していく」と述べた。

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