岡山県貨物運送(原田和充社長、岡山市北区)が移転・新築工事を進めていた津山主管支店(平田成実主管支店長、津山市)が完成し、4月11日に現地で竣工式が執り行われた。約25年前に移転計画が持ち上がったものの、自身が同主管支店長だった15年前に白紙となった経緯に触れた原田社長は参列者を前に、「竣工の儀を計画通りに迎えられたことに感謝したい。この新しい店ができたことは、社員のなかでも私が一番喜んでいると思う」と重ねて謝意を口にした。

 

中国道・院庄インターから国道181号を東へ約3km走った場所にある久米産業団地に構えた同主管支店は、8190坪の敷地に倉庫3棟(延べ床面積1238坪)と370坪の保管庫などを建設。荷さばきホームは856坪で、大型12バースと3~4トントラック用に20バースを整備した。5月の連休明けとなる7日から本格稼働する。

一方、今回の移設に合わせて落合営業所(真庭市)を合併する格好で集約。双方の旧施設を合わせた面積が倍増する規模となった同主管支店に自前の倉庫を確保したことで、これまで2か所で賃借してきた外部倉庫(延べ床900坪)も返上するなど経営の合理化も図る。

 

24年問題への対応を念頭に、事務所棟には広く休憩スペースを取るとともに、仮眠室やシャワールームなども整備した。また、これまで勝英支店(勝田郡勝央町)が担ってきた山陰向けの中継機能を合わせ持つ県北エリアの中心的な拠点として位置付ける。

 

◎関連リンク→ 岡山県貨物運送株式会社