TOMPLA(藤本高史社長、新潟市)は6月12日、新潟市と連携し、新潟駅南口前通り上空でドローンを用いた物流実証実験を実施。都市部で配送用ドローンの実証実験はこれが国内初となった。

実証実験には、プラーカ1の建物内で営業するカフェ・オードリーとジュンク堂書店新潟店が参加。実際の運用時を想定し、同社開発のアプリで中原八一市長から注文を受け取った両店の店員が、プラーカ1の屋上で商品をドローンに積み込んで発進し、大通りの向かい側のプラーカ3の屋上で配送物のパスタを市長が無事、受け取った。

中原市長は、「風もあり、届くか半信半疑だったが、パスタより重いものでも運べそうだと感じた。都市部の実験を経て、新潟市の広い郊外部にも広まってほしい」と新しい産業の展開に期待を示した。

同社長は、「車社会である新潟では、特に駐車場が多い。そういった場所でドローンのポートとして使用していきたい」と話した。

新潟市と同社は、次回の実験として、12月頃の新潟市中心の商店街で歩道上空にドローンを飛行させることを計画中だという。

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