30年以上のブランクを経て、横浜市が新たな知の拠点を構築する動きが本格化しています。JR新横浜駅の北口から徒歩わずか1分の場所に、大型図書館を建設する計画が進んでいることが明らかになりました。この構想は今月の市議会常任委員会で説明され、完成までには7〜10年程度を要する見通しです。

 

あなたも利用できるこの新施設は、約100万冊もの書籍を収蔵し、およそ1,000席の閲覧スペースを確保する予定です。これは西区に位置する現中央図書館に匹敵する規模となります。設置予定地は駅前広場に隣接する2,800平方メートルの市有地。交通の便の良さや物流拠点としての機能性、地域開発の視点から選定されたようです。

 

他の政令指定都市と比較して、横浜市は市民一人当たりの蔵書数が少なく、図書施設の密度も低いという課題を抱えていました。この問題に対処するため、市は昨年12月に再整備計画を発表。150億円から300億円を投じて新図書館を建設する方針を示しています。

 

さらに、本の貸出・返却ができる「図書取次所」も2029年までに現在の12カ所から約40カ所へと大幅に増設される計画です。これらは読書空間としての「ブックス＆ラウンジ」として整備され、市民の読書環境はどのように変わるでしょうか？身近な場所で本と触れ合える機会が増えることで、あなたの読書生活も豊かになるかもしれません。

 

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