サイバー攻撃の被害を受けていたアスクルが復旧への道筋を示しました。企業向け通販「ASKUL」の注文受付が12月3日から部分的に再開される見込みです。あなたも利用されている方なら朗報ではないでしょうか。

 

復旧は段階的に進められ、倉庫管理システムを活用した在庫品の出荷については、12月中旬以降に一部拠点から開始予定です。現時点では、限られた顧客に対してFAXによる手作業での対応や、「ソロエルアリーナ」におけるFAX・Web注文の受付を実施中。取扱可能商品は、大容量パッケージの紙製品や清掃用品など約230品目と、個別包装の医療関連製品約500点に限定されています。

 

一般消費者向けサイト「LOHACO」については、ビジネス向けサービスの本格再開後に順次稼働する計画です。ご利用の皆様にはもう少しお待ちいただく必要がありそうです。なお印刷サービス「パブリ」は11月11日から部分的に再開しています。

 

今回の障害は10月19日に発覚したランサムウェア被害に起因するもので、個人情報流出の可能性も公表されています。サイバーセキュリティへの関心が高まる中、企業のデジタル防衛策について考えさせられるケースと言えるでしょう。アスクルはこの困難を乗り越え、いつもの便利なサービスを取り戻そうと奮闘していますが、完全復旧までには今しばらく時間がかかりそうです。皆様のビジネスに影響が出ていませんか？

 

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