教科書デジタル化で配送業壊滅?地方物流が消える現実
デジタル教科書で地方配送網が死ぬ?
テルヤン:なぁカズキ、これヤバいで!教科書が全部デジタルになるかもしれんねん!
カズキ:教科書?なんや急に。わいら物流の話しとるんちゃうんか。
テルヤン:せやから物流の話やねん!政府が学校教育法の改正案を決めてな、デジタル版を正式な教科書にできるようにするらしいわ。
カズキ:それの何があかんのや?
テルヤン:あのな、地方の学校に毎日モノ運んどる配送網がな、教科書配送で採算取っとったんや。それが消えたら終わりやで。
カズキ:なるほどな。確かに教科書なくなったら運ぶもん減るもんな。
書店が消えて配送も消える現実

テルヤン:実はな、教科書扱っとる書店がめっちゃ減っとんねん。28年前は4040店あったのが、今は2498店や。
カズキ:ほぼ4割消えとるやん!それはエグいな。
テルヤン:しかもな、全国の自治体の3割近くは書店ゼロやで。村なんか9割近くが書店ないねん。
カズキ:それで何で教科書が関係あるんや?
テルヤン:教科書自体は儲からんのや。書店が受け取る手数料は定価の4%から8%しかない。小学1年生1人分で数百円やで。
カズキ:それ全然割に合わんやん。なんで扱っとるんや?
テルヤン:そこがミソでな。教科書の配送ルートで副教材とかドリルとかテストも一緒に運ぶんや。こっちは粗利が2割から3割ある。教科書が固定費を分担して、副教材で稼ぐ仕組みやねん。
カズキ:なるほどな。教科書がアンカーテナントみたいなもんか。
テルヤン:神奈川のある書店は年間45万冊扱っとるらしいで。新1年生1人で8キロから13キロの教材や。ついでで済む量ちゃうねん。
三層構造が支える全国配送の正体
カズキ:でも教科書って誰が配っとるんや?
テルヤン:それがな、めっちゃ複雑な仕組みなんや。一番上に大取次が6社、その下に特約供給所が都道府県ごとに53社、末端に取扱書店が2498店や。
カズキ:三層構造ってやつか。
テルヤン:そうや。法律で出版社は礼文島から宮古島まで全国統一価格で確実に届けなあかんねん。完全供給義務っちゅうやつや。
カズキ:それって離島も同じ値段ってことか?
テルヤン:せやねん。この三層構造でカバーしとったんや。でもな、業界団体も経営維持が厳しくなっとるって認めとるで。後継者不足に加えて利益率が低すぎて、辞退や廃業が続いとるらしい。
カズキ:そらそうやろな。採算取れんかったら続かんわ。
テルヤン:さらに言うとな、教科書の定価は文科大臣の認可制で公共料金みたいに安く抑えられとんねん。原材料上がっても転嫁できんから余力ないねん。
都市だけデジタル化で地方は採算崩壊

カズキ:で、デジタル教科書が入ってきたらどうなるんや?
テルヤン:これがな、紙とデジタルの選択制になるねん。教育委員会が3パターンから選べるんや。施行は来年4月予定で、実際に使われるんは30年度からや。
カズキ:紙も残るんやったらええんちゃうん?
テルヤン:甘いで!デジタル化は都市部から進むに決まっとるやん。通信環境も予算も教員のスキルも都市の方が整っとるからな。
カズキ:あっ、そういうことか。
テルヤン:そうや。配送効率がええ都市部から先にデジタルになって、残るんは配送密度が低い地方や。需要が減るだけやなくて、1冊あたりの輸送コストがめっちゃ上がるねん。
カズキ:それ完全に詰んどるやん。
テルヤン:加えて2024年問題もあるしな。ある研究所の試算やと、対応せんかったら30年度に国内のトラック輸送能力が3割以上足りんくなるらしいで。
カズキ:もう地方の配送無理やん。
テルヤン:しかも教科書配送は3月中旬から4月初旬の2週間から3週間に集中するねん。引っ越しシーズンと被るから、毎年ピーク時の輸送力確保すること自体が難しくなっとる。
カズキ:で、結局どうなるんや?
テルヤン:年間1億3000万冊流れとった確定需要が細っていくんや。6社、53社、2498店の三層構造が支えとった地方配送のベースラインが消えるってことやで。
カズキ:紙の教科書は完全になくならんのやろ?
テルヤン:せやけど、30年度から地方の学校向けラストワンマイルを何で支えるんかっちゅう問題は残るわけや。教育のニュースちゃうねん、これは地方配送網の存続問題なんや。
カズキ:教科書デジタル化で地方の物流が崩壊するかもしれんってことやな。現場のドライバーさんは今から対策考えとかなあかんで!
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出典元:http://www.logi-today.com/935065


