なんで船使うん?効率だけやない理由

テルヤン:なぁカズキ、九州電力が原発の廃棄物を運ぶんに、わざわざ船使うてるニュースあったやろ?

 

カズキ:あぁ、見たわ。トラックで運べばええのになんで船なんやろな?

 

テルヤン:それがな、コスト削減とか環境対策だけちゃうねん。もっと深い話があるんよ。

 

カズキ:ほう、どういうこっちゃ?

 

テルヤン:道路走ったら避けられへん「邪魔もん」がぎょうさんあるやんか。渋滞とか事故のリスクとか、人が勝手に近づいてくる危険性とかな。

 

カズキ:確かにな。陸やったら予想外のことだらけやもんな。

 

テルヤン:せやねん!海の上やったら、そういう「コントロールできへん外からの乱れ」をガッツリ排除できるわけや。一般の人と物理的に距離取れるし、セキュリティも段違いやで。

 

カズキ:なるほどな。船って「隔離された通り道」なんやな。賢いやり方やわ。

 

天気待ちで3日遅らせた判断の意味

貨物列車による物流輸送のイメージ
画像: Pixabay

テルヤン:さらにやで、1月の輸送のときな、波が高いからって出航を3日も後ろにずらしたんやて。

 

カズキ:えぇ!?3日も待ったん?お客さん怒らへんかったんか?

 

テルヤン:それがな、怒られへんねん。なんでかっちゅうと、最初から余裕持った計画立ててるからや。施設の保管状況も把握してるし、急ぐ必要ないように設計してんねん。

 

カズキ:つまり「時間の主導権」を自分らで握ってるってことか。

 

テルヤン:そういうこっちゃ!天候っていう自分ではどうしようもないもんに対して、「最高のコンディションが揃うまでじっと我慢する」っていう選択肢を持ってるわけやな。これが確実性を守る最終兵器なんや。

 

カズキ:焦って無理するより、待つ勇気の方が大事なときもあるってことやな。深いわ。

 

現場で使える「スピード」と「確実性」の分け方

テルヤン:でもな、すべての荷物をこのやり方でやる必要はないねんで。

 

カズキ:そらそうやろ。生鮮食品とか急いで運ばなあかんもんもあるしな。

 

テルヤン:せやねん!だからこれからの物流は、荷物の特性に合わせた「使い分け」が鍵になるんや。緊急の部品とかは航空便や新幹線でガンガン運ぶ。一方で、安全最優先の化学薬品とか精密機器とか高級品は、時間かけても海運や鉄道でじっくり運ぶ。

 

カズキ:「極限の速さ」と「極限の確実さ」を賢く組み合わせるハイブリッド方式ってわけか。

 

テルヤン:まさにそれや!運搬側が「時間をコントロールする力」を持てたら、天候リスクも「焦り」やなくて「計画的なゆとり」に変わるんやで。

 

カズキ:現場のドライバーさんにとっても、無理な運行せんで済むから助かるわな。

 

待つ覚悟が物流を持続可能にする

貨物列車による物流輸送のイメージ
画像: Pixabay

テルヤン:最後にな、これからの社会で物流を守っていくには、受け取る側の意識改革も必要やねん。

 

カズキ:荷主さんとか消費者側ってことか?

 

テルヤン:そうそう。物流を「使い捨てのサービス」やなくて、社会を支える「インフラ」として大事にする姿勢がいるんや。たまには「スピード重視」の手を緩めて、安全のために「条件整うまで待つ」ルールを受け入れる覚悟がな。

 

カズキ:2024年問題でドライバー不足も深刻やし、そういう価値観の転換が求められる時代なんやな。

 

テルヤン:せやで。九州電力の事例は、放射性物質だけの話やないねん。どんな荷物にも応用できる「持続可能な物流のヒント」が詰まってるわけや。

 

カズキ:なるほどな。モーダルシフトって、ただのCO2削減策やなくて、信頼性を高めるための戦略的な選択やったんか。勉強なったわ!

 

テルヤン:せやろ?これからは荷物の性格に応じて、速さと確実さをメリハリつけて使い分ける時代や。現場のドライバーさんも無理せず働けるし、荷主さんも安心できる。みんなハッピーやで!

 

カズキ:って、テルヤン、お前この前Amazonで「お急ぎ便」連打してたやん!

 

テルヤン:あ、あれは…緊急性の高い荷物やったから…!

 

カズキ:ゲームソフトのどこが緊急やねん!お前が一番「待つ覚悟」持たなあかんやつやないかい!

 

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