2027年度に自動運転技術を本格導入する計画を進めるいすゞ自動車。この度、2026年1月から自社の部品配送ルートで実際の公道を使った実証実験を開始することを11月18日に公表しました。これは物流業界が直面する人材不足や高齢化問題への具体的な対応策となりそうです。

 

栃木県の岩舟パーツセンターと愛知県一宮市の中部部品センターを結ぶ経路で、最新の自動運転大型車両を活用します。この試みは、あなたが普段利用する道路の未来を垣間見る機会かもしれません。自動走行トラックがスムーズに荷物を運ぶ姿を想像できますか？

 

プロジェクトは3段階で展開され、第一段階では2026年1月より、Applied Intuitionとの協力で開発された車両が登場。安全担当者が常に同乗する形で、新東名高速道路の特別レーンなどで無人運転技術の検証が行われます。荷積みから配送まで一連の作業が実践的に試されるのが特徴です。

 

開発中の車両は『ギガ』をベースに、複数のレーダーやカメラ、全方位スキャナーなどを搭載。これまですでに15万キロの走行テストを重ねてきました。今後はより高度な「エンド・ツー・エンド」技術も導入し、2026年度末までに約30台の試験車が路上に登場する見通しです。

 

輸送能力低下や配送の遅延など、私たちの生活にも影響する物流の課題。いすゞは「地球の『運ぶ』を創造する」という使命のもと、自動運転技術でこれらの問題解決に挑んでいます。未来の物流はどう変わるのか、この実証実験が私たちに新しい可能性を示してくれるでしょう。

 

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