東京都が市場の未来像を議論する協議会を開催

築地から豊洲への市場移転課題について協議する「市場のあり方戦略本部」の第3回会合が2023年6月15日から二日間にわたり実施されています。初日は午後2時から東京都庁において、市場機能の将来像と財政的持続性に焦点を当てた議論が展開されました。

会議冒頭、小池都知事は「私たちは昨年11月に提示した工程表に沿って、専門家の知見を積み重ねてきました」と述べ、6月11日に再開された専門家会議が豊洲市場の地下空間問題に対する安全対策の提言をまとめたことに謝意を表しました。さらに「市場問題プロジェクトチームによる多角的な分析にも感謝します」と言及しています。

今回の協議では、単なる移転問題を超え、物流革命とも呼べる環境変化を踏まえた50年、100年先を見据えた市場機能のあるべき姿を検討します。「築地市場が80年の歴史を刻んだように、次の世代のための市場づくりを考えなければなりません」と知事は強調しました。

この会議はインターネットでライブ配信され、都民の皆さんにも公開されています。あなたも東京の食を支える重要な市場の未来について、一緒に考えてみませんか？明日にも議論は続きますが、市場の持続可能性と発展への道筋を、広い視野から検討する重要な機会となりそうです。