かつて日本の道を彩った排気量360ccの軽自動車。1975年まで続いたこの規格を持つ歴史的な車両が主役のイベント「サブロクミート」が愛知県のミニサーキット「モーターランド三河」で華々しく開催されました。思い出のマシンたちが集まるこの祭典では、単なる展示にとどまらず、1時間20分に及ぶ白熱の耐久レースも実施されたのです。

 

新東名高速道路から山間部へ30分。トリッキーなレイアウトで知られる全長1.2キロのコースでは、2025年10月13日、20台を超える往年の名車たちがエンジン音を響かせました。あなたも想像してみてください。小さなボディから放たれる轟音と、コーナーごとに繰り広げられる真剣勝負の迫力を！

 

競技は改造度合いによって三区分。ほぼノーマル状態で参戦する「ノーマルクラス」、車体はオリジナルながらエンジンに手を加えることができる「オープンクラス」、そしてベース車両さえサブロク軽なら大幅改造もOKの「ビルダークラス」。これらが同時に走行し、各区分で順位を競うという独特の形式です。「あなたならどのクラスで挑戦したいですか？」

 

朝早くから参加者たちはピットで準備に大忙し。車検をクリアした後はドライバーがコースを徒歩で確認。チームメンバーは和気あいあいとしながらも、マシンの最終調整に余念がありません。午前中の予選走行を経て迎える本番の80分間は、ドライバー交代やマシントラブルの対応に追われる、まさに息つく暇もない戦いの連続なのです。参加者の多くは「時間があっという間に過ぎる」と口を揃えます。小さなエンジンが生み出す大きな感動を、あなたも一度体験してみませんか？

 

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