国際物流革新企業が約32億円の新資金確保、技術進化と事業拡大を加速
近年、グローバル取引の複雑化に挑む物流テック企業「Shippio」が、約32億円の新たな資金調達に成功しました。DNX Venturesを筆頭に、複数の投資家からの出資と銀行融資を組み合わせたこの資金は、同社の技術開発促進や事業規模拡大に投入される予定です。
「海外との物流をもっとスマートに」という思いを掲げるShippioは、デジタル化の遅れが指摘される国際物流の世界に風穴を開けています。あなたが日常で使う製品や食品の多くは、実はこうした貿易インフラに支えられていることをご存知でしょうか?近年のEC拡大で輸出入量は急増していますが、その裏側では依然として紙の書類やベテラン担当者の経験に頼る業務が続いています。
「どうすれば貿易業務の見える化ができるか」という問いに答えるため、同社は船舶追跡機能や関係者間の連絡システム、データ分析ツールを統合したプラットフォームを構築。過去3年で利益は約20倍、取扱量は35倍近く伸長し、業界での存在感を高めてきました。
今回の資金獲得により、同社はAI技術を活用した通関クラウドサービスなど革新的なプロダクト開発をさらに加速。「物流・商流・金流」を一元管理する総合基盤の確立を目指しています。また、自社内でのAI活用実証を進め、その成果を顧客サービスへ還元する取り組みも進行中です。3年で300名規模への組織拡大計画も発表され、様々な職種で採用を強化しています。
「不安定な国際情勢の中、企業の物流戦略はますます重要になっています。テクノロジーと現場知識の融合によって、皆さまのビジネスを支える物流の未来を創造していきたい」と同社CEOは語っています。貿易という社会の基盤を支える分野から、日本のDXを推進する同社の今後の展開に注目が集まっています。
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