民営化から20年の節目を迎え、NEXCO中日本が記念の集いを開催しました。2023年10月1日、名古屋市本社に約120名の従業員が集結し、これからの使命を再確認する場となりました。

 

「私たちの最大の使命は、利用者の皆様に安心して高速道路を走行していただくことです」と、壇上から縄田正社長は語りかけました。およそ11年前に発生した笹子トンネルでの痛ましい事故を振り返り、「この教訓を決して忘れることなく、高速道路の安全性を常に追求し続けます」と力強く宣言。参加者全員で安全行動指針を声高らかに読み上げ、その決意を新たにしました。

 

あなたが高速道路を利用するとき、その舗装や構造物の裏側では、どのような取り組みが行われているでしょうか?会社設立以来、新東名や新名神といった高速道路網が拡充され、交通量も増加の一途をたどっています。こうした状況に応えるべく、同社は施設の刷新工事や信頼性強化に注力してきました。

 

さらに、観光客向けの周遊パスの提供や物流企業のための中継拠点運営など、公共インフラ管理者としての役割を超えた民間企業としての創意工夫も展開しています。「次の20年も、皆様の期待を上回るサービスをお届けしたい」—そんな思いが、式典の場に満ちていました。