「物流施設って何だか閉ざされたイメージがありませんか？」そんな固定観念を覆す試みが兵庫県尼崎市で実現しました。5月13日、物流業界の主要企業である日本GLPが披露した「アルファリンク尼崎」は、従来の概念を打ち破る新発想の複合施設です。

 

約37万平方メートル近い広大なスペースを誇るこの施設は、関西エリアでもトップクラスの規模を誇ります。ツインビル構造になっており、単なる荷物の集配拠点を超えた機能性を備えています。

 

興味深いのは、佐川急便の大型中継ハブが入居する一方で、私たち一般市民も利用できる空間が豊富に設けられている点です。お子さんと遊べる子育て支援スペースや、友人とくつろげるカフェ、汗を流せるバスケットボールコートなど、多彩な施設が共存しています。

 

「なぜ物流施設に人が集まる場所が必要なの？」と思われるかもしれません。これは地域との一体感を創出し、物流施設をより身近な存在にするための工夫です。買い物をすれば裏側で動く物流の仕組み。普段は見えないその世界と、私たちの生活をつなげる試みとも言えるでしょう。

 

完成を祝う式典では、物流と地域コミュニティの新たな関係性に期待の声が集まりました。この取り組みは、産業施設が地域に溶け込む新しいモデルケースとなるかもしれません。あなたも機会があれば、立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

 

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