エコカーか従来型か?5年間で見る真の経済性~トヨタヤリスで検証
近年、燃料価格の上昇や環境への配慮から、エコカーを選択する消費者が増加傾向にあります。特に注目したいのは、従来の内燃機関車と比較した際の長期的なコスト面です。実際にあなたの財布にとって、どちらが賢い選択なのでしょうか?
代表的な国産コンパクトカー「トヨタヤリス」を例に考えてみましょう。2025年度前半の販売実績では7万5千台を超え、前年比103.1%の伸びを示しました。このモデルには1.5リットルエンジンを搭載したエコカーと従来型ガソリン車が用意されています。
まず車両価格を見ると、基本グレード「X」(2WD)において、エコカーが220万円(税込)、ガソリン車が約181万円(税込)と、約38.8万円もの差があります。しかし初期費用はこれだけではありません。
新車購入時の諸費用を比較すると、自動車税(種別割)は両者とも7,600円で同額ですが、環境性能割ではエコカーが非課税なのに対し、ガソリン車には44,400円の課税があります。さらに自動車重量税も、エコカーは減税制度により免除される一方、ガソリン車は24,600円が必要です。自賠責保険料は両車とも同じ24,190円となります。
これらを総合すると、購入時点ではガソリン車が約31.9万円お得という結果に。しかし、燃費性能はエコカーがガソリン車の約1.7倍も優れているため、長期的な視点が必要です。あなたの年間走行距離や使用状況によって、5年後の総コストは大きく変わってきます。
「最初は高くても後で元が取れるの?」というあなたの疑問に対する答えは、日常的な使用パターンによって異なります。次回は実際の燃料代とメンテナンス費用を含めた5年間の総支出を検証し、あなたのライフスタイルに合った選択をサポートします。
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