【専門店スタッフが解説】トラックのメッキパーツ洗浄、メンテナンスについて
トラックのグリルやバンパー、ミラーカバーなどには光沢の美しいメッキパーツが使用されています。
クロムメッキが施されたメッキパーツは、鉄(スチール)と比べ耐腐食性が高い特徴があり、ピカピカに輝く鏡面のような美しさは最大の魅力です。
この美しさを保つためには、洗浄方法や普段からのお手入れ方法が重要となってきます。とくにメッキパーツの磨き方は、美しさを損なわないようしっかり注意しておきたいポイントです。
そこで今回は、トラックのメッキパーツの洗浄・磨き・メンテナンスについてステップごとに解説します。メッキパーツのお手入れについて知りたい方は、ぜひ参考にしてください。
著者紹介
ジェットイノウエをはじめとするトラック用品・トラックパーツを取り扱うオンラインショップ「トララボ」の商品担当です。今回紹介するような、めっきパーツを綺麗にするためのグッズはもちろん、トラックドライバーの皆さまを応援する様々な商品を紹介しています。
トララボを見てみるステップで解説!トラックのメッキパーツの洗浄と磨き方
トラックのメッキパーツの磨き方は、次の5つのステップを踏みながら進めていきましょう。
2.水分を拭き取る
3.磨き剤で丁寧に磨く
4.磨き剤を拭き上げる
5.日々のメンテナンスをおこなう
ステップ1.下洗いで汚れを落とす
まずは、トラックのメッキパーツの部分を下洗いして、汚れを落としていきましょう。 最初に水洗いで大きな汚れを落としていきます。水洗いするときは、高圧洗浄機を使うのもおすすめです。
次に、中性洗剤やカーシャンプーを利用して、メッキ部分を丁寧に洗っていきましょう。注意したいのが、汚れを落とそうとするあまり、メッキ部分を強くこすり過ぎないこと。トラックに付着する汚れには、土や泥なども含まれており、そのままゴシゴシとこすってしまうと、メッキ部分に傷が付いてしまいます。
柔らかいスポンジなどを使用して、泡を立てるようにして洗っていきましょう。 最後に洗剤やシャンプーの泡が残らないように、しっかり水洗いします。
ステップ2.水分を拭き取る
下洗いが終わったら、水分が残らないようにタオルなどで丁寧に拭き取っていきます。
水分が残っていると、水アカやサビの原因となります。この次の磨きの工程の仕上がりを良くするためにも、しっかり水が残らないよう拭き取りましょう。拭き取り専用のクロスは吸水性も高く、作業の手間を軽減してくれるのでおすすめです。
ステップ3.研磨するための磨き剤で丁寧に磨く
水分の拭き取りが終わったら、トラックのメッキパーツを丁寧に磨いていきましょう。
磨きの工程では、メッキにも使用できる磨き剤を使って磨いていきます。メッキに使えない磨き剤の場合、メッキパーツを痛めてしまうため、必ずメッキに使える磨き剤か確認してから作業を行いましょう。
また、さび落としなどに使う酸性クリーナーは、製品によってはメッキそのものを剥がしてしまう恐れがあるため、とくに注意してください。コンパウンド(研磨剤)が過度に含まれた磨き剤も、メッキ表面を痛めてしまう原因です。
さて、ここでステンレスとメッキの構造の違いを説明しておきましょう。以下の図をご覧ください。
ステンレスは主成分である鉄に、クロムとニッケルを含有させた合金のことです。
一方のクロムメッキは、母材となる素材にメッキ層を重ねていき、最終的にクロムを使って表面処理しています。このクロムの部分が、メッキの特徴でもある光沢を生み出しています。
磨く際に、クロムメッキを強く力を入れてこすってしまうと、クロムメッキ部分が剥がれてしまい光沢が失われてしまいます。樹脂パーツにメッキ処理を施している場合は剥がれが生じやすいので、特にご注意ください。
傷やくすみの原因にもなるため、磨き作業は丁寧におこないましょう。
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「クリスタルメタルポリッシュ」は、トラックのシマイタやアルミホイール、ミラーカバーなどメッキパーツ全般に使用できる磨き剤です。
1ミクロンの大きさに統一された高級なコンパウンドを使用しているため、ムラがなく、クロムメッキの素材でも安心して使用できます。また、施工後は強力なコーティング効果を発揮してくれるため、ツヤのある綺麗な光沢を実現します。
使用する前には容器をよく振ってから、クロスや硬めのスポンジなどに適量を付けて磨いていきましょう。 使用上の注意点として、炎天下などボディが熱い時の使用は避けてください。
また、1ミクロンの超微細なコンパウンドを使用していますが、電動バフの使用や力の入れ過ぎはメッキが剥がれる恐れがあるため、控えるようにしてください。
ステップ4.磨き剤を拭き上げる
磨き剤を使ってメッキが綺麗になったら、クロスなどで拭き上げていきます。しっかりと拭き上げることで光沢やツヤが生まれるので、じっくり拭き上げていきましょう。
なかなか光沢が出ないときは、ステップ3の「磨き剤で丁寧に磨く」工程に戻り、再度磨き剤の拭き上げをおこなったのち、磨き剤を拭き上げます。この工程を繰り返すことで、鏡面のようなピカピカの仕上がりを実現できます。
ステップ5.日々のメンテナンスをおこなう
メッキパーツをピカピカに磨いてからは、日々のメンテナンスをこまめに行いましょう。定期的に水洗いやカーシャンプーで洗車するだけでも、メッキの光沢を長持ちさせることができます。
めっきパーツの日々のメンテナンスなら「クリスタルメッキフィニッシャー」が最適
日々のメンテナンスにぴったりのアイテムをお探しなら、「クリスタルメッキフィニッシャー」がおすすめです。
コンパウンドを使用していないため、どんなタイプのメッキ素材でも使うことが可能。表面保護や汚れ落としなど、メッキ部分の光沢を保ってくれるため、トラックのメッキパーツ全般のメンテナンスにぴったりです。 使用方法はまず容器をよく振ってから、マイクロファイバーに適量を付けて拭き上げていきます。
メッキ部分に付けてからすぐに拭き上げると、より綺麗に仕上がります。ミラーカバーやコーナーパネル、グリルやバンパーなど、トラックのメッキパーツならどこでも使用可能です。
ただ、劣化したメッキパーツへの使用は、劣化を広げてしまう恐れがあるため、使用しないでください。また、炎天下などボディが熱くなっている時や、ガラス面への施工も行わないでください。
まとめ
今回はトラックのメッキパーツの洗浄や磨き方についてご紹介しました。最後にもう一度、磨き方の手順をおさらいしておきましょう。
- 1:下洗いで汚れを落とす
- 2:水分を拭き取る
- 3:磨き剤で丁寧に磨く
- 4:磨き剤を拭き上げる
- 5:日々のメンテナンスをおこなう
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