トラック用の泥除けは、車体のタイヤ部分に取り付けるアイテムです。走行中の砂利や小石の巻き上げを防ぎ、ボディを守る大切な役割をはたしてくれます。

しかしいざ商品を選ぶとなると、どのアイテムを購入すればいいのか悩んでしまうもの。そこで今回は、トラック用の泥除けの重要性や選び方のポイント、また泥除け巻き込み防止板についてご紹介していきます。

トラック用泥除けの役割は大きく2つ

トラック用の泥除けとは、車体のタイヤ部分に取り付けるアイテムです。まず、なぜトラックに泥除けを取り付ける必要があるのか、その重要性から見ていきましょう。

泥除けの役割は大きく2つあります。

走行中に巻き上がる砂利や小石からトラックを守る

1つ目は走行中に巻き上がる砂利や小石からトラックを守る役割です。

路面には砂利や小石が落ちていますが、走行中にこうした砂利や小石を巻き上げてしまうと、トラックの車体に傷や凹みが付いてしまいます。また泥やタールが付着すると、車体が汚れる原因にも…。

泥除けは、こうした傷や汚れからトラックを守る役割を担っています。巻き上げた砂利や泥を泥除け部分でカバーするため、傷や凹みが付かず、汚れの付着を軽減できます。

車体の傷や凹みは劣化や破損の原因となるため、泥除けを使うことでトラックの寿命を伸ばす効果が得らるでしょう。また汚れが少なければ、洗車やメンテナンスの手間が軽減します。

後続車の安全を守る

2つ目は、後続車の安全を守る役割です。

トラックのように車体の重量があり、タイヤのサイズが大きいと砂利や小石を踏みつける衝撃も大きくなります。ときには、トラック後方へ砂利や小石が飛び散る場合もあります。後続車に当たれば、傷や窓ガラスの割れ、重大な事故につながりかねません。

泥除けの装着は、自分のトラックを守るだけでなく、後続車の安全を守る大切な役割を果たしています。

トラック用の泥除けの選び方は?

トラック用の泥除けを選ぶ場合は、素材の種類とデザインを参考にしましょう。

素材の種類から選ぶ

トラック用泥除けには代表的な素材の種類が3つあります。

1.ゴム素材

ゴム素材は、トラック用の泥除けで定番の種類です。 耐久性が高く劣化しづらいのが特徴。また安価に手に入るため、コストパフォーマンスに優れています。適度に重さがあり、走行中のバタつきも抑えられます。水洗いが可能なので、メンテナンスの手間がかからない点もメリットです。

2.EVA素材

EVA素材とは、エチレンビニールアセテートコポリマーの略称です。

ゴムのように適度な弾力性と耐久性がありますが、ややテカテカとして光沢があるのが特徴。雨や寒さに強いといったメリットもあります。ツヤのある美しい仕上がりは品があり、車体のドレスアップ効果も◎。オーダーメイドで社名や広告を印刷する際も、人目を引きやすい素材です。

3.ステンレス素材

ステンレス素材は、ゴムやEVAより軽いため走行中の抵抗が少なく、燃費性能への影響が少ないタイプです。また太陽光や後続車のライトでピカピカと反射するのも特徴。夜間には後続車が車間距離を認識しやすいため、安全走行につながります。錆びにくく汚れを落としやすい点もメリットです。

デザインから選ぶ

トラック用の泥除けには各メーカーからさまざまな商品が販売されています。素材だけでなくデザインも充実しており、ドライバーの好みに合わせてドレスアップが可能です。とくにカラーリングは目線を引きやすく、トラックのおしゃれさをより際立たせてくれます。

おすすめのトラック用泥除け

トラック用品の専門店・トララボでは、幅広い種類のトラック用泥除けをご用意しています。ここでは人気のトラック用泥除けをご紹介します。

トララボおすすめのトラック用泥除けはこちら

ジェットイノウエ(JET INOUE) 泥除け用ステンレス鏡面板

ジェットイノウエの『泥除け用ステンレス鏡面板』は、従来品よりも素材の厚みを増やし(0.8mmから1.2mm)強度がアップした商品です。

走行中のバタつきを抑える工夫が施されており、鏡面仕上げを採用し、ステンレスの魅力でもある鮮やかな輝きをさらに引き立てました。泥除けとしての実用性だけでなく、トラック後方の印象を変えるドレスアップアイテムとしてもおすすめです。

ジェットイノウエ(JET INOUE) ウレタン入り泥除け[綺羅]Wステッチ 600×500

ウレタン入り泥除け[綺羅]Wステッチ』は、一般的なゴムよりも柔軟性と強度に優れたウレタンゴムを使用した泥除けです。

光沢とラメ感に加え、Wステッチ縫製を採用して高級感を演出。もちろん泥除けとしての機能性も優れており、機能性とデザイン性を兼ね備えたアイテムとなっています。カラーバリエーションも豊富なため、好みの商品をお選びください。

トラック用泥除けの取り付け手順

続いて、トラック用泥除けの取り付け手順をご紹介します。

手順1:現在の泥除けを取り外す

まずは現在取り付けている泥除けを取り外します。ボルト部分が錆びていると固くなっている場合があるため、怪我に注意して作業してください。ボルトが完全に固定されてしまい、取り外せない場合はボルトカッターを使用して切断しましょう。

うまく取り外せた場合も錆や腐食がひどいようなら、新品のボルトとナットに交換してください。

手順2:位置を確認して穴を空ける

次に取り外した取り付け位置を確認していきます。新品の泥除けは穴が空いていないため、取り外した泥除けを重ね、穴の位置を確かめましょう。マジック等でマークを付けてから、穴を空けていきます。

穴空けは手作業ではなかなか穴が空かないため、電動ドライバーがあると便利です。

手順3:取り替えてボルトで固定する

穴が空いたら、泥除けを車体に取り付けていきます。ボルトとナットを使ってしっかりと固定しておきましょう。固定が緩いと、走行中の脱落につながるため十分注意してください。

トラック用泥除け巻き込み防止用板も取り付けよう!

トラック用泥除けを装着したら、ぜひ巻き込み防止用板も取り付けましょう。泥除けがタイヤに巻き込まれてしまうことを防ぐことができます。おすすめの商品をご紹介します。

ジェットイノウエ(JET INOUE) 泥除け巻き込み防止用板 2t車用 幅400/430mm 522078

泥除け取付け位置を50mmオフセット。2t車用幅400mmタイプです。2t車のリヤフェンダー幅が400mmの車両に430mmの泥除けがピッタリ装着できます。泥除けがタイヤに巻き込まれてしまうことを防止し、装飾効果も高めるステンレス製の防止板です。

ジェットイノウエ(JET INOUE) 泥除け巻き込み防止用板 2トン車用

こちらも2t車用の巻き込み防止板です。同じくステンレス製なので、光沢感もあり、しっかりと巻き込みを防ぐことができます。

ジェットイノウエ(JET INOUE) 泥除け巻き込み防止板

リヤフェンダーに取付し、泥除けゴムを50㎜後方に移動する延長ステンレス板です。スタイリッシュなデザインで装飾効果も高い商品です。

まとめ

今回は、トラック用の泥除けの重要性と商品の選び方、装着方法や巻き込み防止板についてご紹介しました。

トラックの泥除けには、 走行中に巻き上がる砂利や小石からトラックを守る 後続車の安全を守る 2つの役割があります。

走行中にはタイヤから砂利や小石が巻き上がってしまい、車体の傷や凹みの原因となります。また、飛び散った砂利や小石が後続車にぶつかってしまえば、傷やガラスの割れにもつながりかねません。自分が運転するトラックを守るだけでなく、周囲の安全に配慮するためにも泥除けや泥除け巻き込み防止板を上手に活用してみましょう。