Gマークって?

今日のお題はこれじゃよ
ドラ博士
トラックの後ろに貼ってある緑の文字でGって書かれたステッカーですよね。
ドライバーさん
Gマークとは、『安全性優良事業所』の認定を受けた優良企業の証
運送業の人なんかにはお馴染みなんじゃけど、一般の人で意味を知ってる人は意外と少ないんじゃよね。
ドラ博士
何となく、「安全運転心掛けてる」とかそんなかな?とは思うけど、よくわかってないケースが多そうですね。
ドライバーさん
Gマークは、国の指定機関である
「公益社団法人全日本トラック協会」が実施している事業の一つなんじゃ。
『安全性』への取り組みに対して評価基準を設けて、基準をクリアした企業に認定しているんじゃよ。
この事業は国土交通省も推奨している事業なんじゃ。
ドラ博士
安全性ってふわっとした表現ですよね。具体的にどんな基準があるんでしょう?
ドライバーさん
  1. 1.安全性に対する法令順守の状況
  2. 2.事故や違反の状況
  3. 3.安全性に対する取り組みの積極性
の3つの項目の中に38個の評価項目があって、各項目にある課題に点数が付いていて、その合計値が評価点数になるんじゃよ。
この条件に加え、法に基づく許可申請がされているか、とか、社会保険等の加入がされているか、とかがある感じじゃね。
ドラ博士
条件をクリアした認定証になるんですね。
ところでGマークのGってどこから来てるんでしょう?
ドライバーさん
GマークのGは
良いの意味の「Good」
発展の意味の「Glory」
の頭文字のGから来てるんじゃよ。
荷主さんも自分の荷物を大事に届けてくれる事業所さんに荷物を運んでほしいじゃろ?
ドライバーさんも安全に荷物を運びたいじゃろ?
一般車のドライバーさんも事故に巻き込まれたくないじゃろ?
そういう指針の一つとしてGマークは良い指標になるんじゃよ
ドラ博士
何となくGマークがついてるトラックは綺麗なトラックが多いし、安心感がありますよね。
法定速度を守ります、とかお先にどうぞってシールが一緒に貼られているトラックも良く見ます。
ドライバーさん
実際にGマークの認定を受けた事業所と受けていない事業所では、事故件数に大きな差があるんじゃ。
2020年に事故件数の調査をしたら、トラック1万台あたりのGマークを取得した事業所は取得していない事業所に比べ、
トラックの死亡・重傷事故の件数が20%以下
という結果が出たんじゃよ!
ドラ博士
20%以下・・・・・・!! ちゃんと成果があるんですね。
ドライバーさん
車は凶器であることを忘れてはならんというじゃろ?
大きなトラックはそれだけ危険も大きいから、
安全面は神経質くらいで良いんじゃ。
Gマークの有無に限らず、安全運転を意識して運転するんじゃよ!
ドラ博士

次回は3/30更新予定です。お楽しみに!