内航船の燃料費転嫁要請、荷主に協力求める背景は?
船会社がなんで荷主さんに頭下げてんの?
テルヤン:なぁカズキ、海運業界がえらいことになっとるで!
カズキ:どしたん急に。船の話か?
テルヤン:そうやねん!内航の船会社の組合がな、荷主さんに「燃料代上がってもうて死にそうやから、運賃上げさせてくれ」って頼み込んどるねんて。
カズキ:ああ、中東がきな臭いから重油とか高騰しとるもんな。それで組合が動いたんか。
テルヤン:せや!重油だけやないで。潤滑油も塗料も石油関連の製品が軒並み値上がりしとって、売ってくれへんとこまで出てきとるらしいわ。
カズキ:それはキツイな。船は燃料ないと動かんもんな。で、具体的にどんなお願いしとるん?
テルヤン:燃料サーチャージっちゅう仕組みを導入させてもらうか、運賃の見直し協議に応じてほしいって要請文を出したんやて。
内航海運ってそんなに大事な存在なん?

カズキ:そもそも内航船ってどれくらい重要なんや?トラックのほうが目立つやん。
テルヤン:それがな、国内の貨物輸送の4割をトンキロベースで担っとるんやて!鉄鋼とか石油製品、セメントみたいな産業の基礎になる物資やと8割占めとるねん。
カズキ:え、8割!?めっちゃ重要やんけ!
テルヤン:せやろ?ほんで組合は「このまま燃料高騰が続いたら安定した輸送ができんくなる」って警告しとるわけや。
カズキ:そら困るな。国土交通省も何か言うてるんちゃうん?
テルヤン:言うてる言うてる!今年3月に「運賃の標準的な考え方」っちゅうのを公表しててな、船員の人件費とか燃料代、修繕費なんかを積み上げて価格決めましょうっていう方針なんやて。
カズキ:コストベースで考えるっちゅうことやな。まともやん。
テルヤン:せや。その中で燃料については、原油価格の変動に応じてサーチャージ設定するのがええって書いてあるねん。
契約期間中でも値上げ交渉ってありなん?
カズキ:でもな、契約期間中に「値上げさせてくれ」って言うのはどうなん?普通おかしいやろ。
テルヤン:それがな、今回の要請では契約期間中でも価格変動があったら協議に応じてほしいって頼んどるねん。決まった改定時期だけやなくてな。
カズキ:それは荷主さんも「えっ?」ってなるやろな。
テルヤン:まぁそうやけど、ここからが大事なんやで。来年1月から「中小受託取引適正化法」っちゅう法律の対象に内航運送契約も入ったんやて。
カズキ:ほう、法律まで絡んでくるんか。
テルヤン:せや。その法律では、価格協議に応じんと一方的に値段決める「買いたたき」が禁止されとるねん。燃料費とか船員費が上がっとるのに価格据え置きしたら、それ買いたたきになる可能性があるって国交省も整理しとるんやて。
カズキ:なるほどな。法律で守られるようになったんやな。でもなんでそんな法律が必要やったん?
テルヤン:内航海運業者の99.7%が中小企業でな、荷主との力関係で十分な運賃もらえてへん構造があるんやて。調査では3割のオペレーター、4割のオーナーが「対価が不十分や」って答えとるらしいわ。
カズキ:それはかわいそうやな。ほぼ全員中小企業って、立場弱いわな。
このまま放っといたらどうなるんや?

テルヤン:最近はモーダルシフトって言うてな、トラックから船や鉄道に切り替える動きが進んどるやろ?
カズキ:せやな。環境にもええし、ドライバー不足対策にもなるもんな。
テルヤン:そうそう。災害の時の輸送確保でも船は期待されとるんやけど、肝心の船会社が経営苦しかったら元も子もないやん。
カズキ:確かに。船員不足とか老朽船の更新とか、課題山積みやもんな。
テルヤン:せや。今回の要請は中東情勢っちゅう外的要因があるけど、根本には持続可能な内航輸送を維持するために適正な価格転嫁が必要やっちゅう話なんやで。
カズキ:なるほどな。トラック業界も燃料サーチャージとか運賃適正化で苦労しとるけど、船も同じ構図やな。
テルヤン:ほんまやで。荷主さんも理解せなあかんし、ワシらも海運業界の大変さ知っといた方がええな。
カズキ:せやな。物流全体で支え合わんと、日本の産業が止まってまうわ。これからも注目しとかなあかんニュースやで!
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