なんでナフサがこんな値段になってんの?

テルヤン:なぁカズキ、めっちゃヤバい話あるねんけど聞いてや!

 

カズキ:なんや急に。どないしたんや?

 

テルヤン:ホルムズ海峡が封鎖されて5週間経ってんけどな、ナフサっちゅう石油化学の原料の値段が封鎖前の2倍になっとるねん!4月3日時点で1トン1190ドルや!

 

カズキ:2倍って!封鎖前は600ドル台やったんやろ?えらいこっちゃな!

 

テルヤン:せやねん。中東以外のルートから調達増やしとるけど、全然足りてへんのよ。それでも値段だけはガンガン上がっとる状態や。

 

カズキ:それで工場はどうなっとるんや?

 

テルヤン:エチレン設備12基のうち6基が減産中やねん。三菱ケミカルとか三井化学とか出光興産の工場が3月から止まったまんまや。追加で止まるとこは出てへんけど、回復もしてへん微妙な状態やな。

 

カズキ:在庫も厳しそうやな。

 

テルヤン:官房長官が「供給余力4か月分ある」言うてたけど、あれ川下製品の在庫も含めた数字やねん。ナフサ単体やと20日分しかないねんて。

 

カズキ:20日分!?それ全然余裕ないやん!看板に偽りありやないか!

 

現場で実際どんな影響が出とるん?

プラスチック樹脂原料のペレットと製造工場
画像: Pixabay

テルヤン:これがな、4月1日から化学メーカー各社が一斉に値上げしとるねん。

 

カズキ:どれぐらい上がっとるんや?

 

テルヤン:旭化成がポリエチレン1キロあたり120円以上、東レが合成繊維の全品目を緊急値上げや。三菱ケミカルに至っては3月17日から4月1日の間に7件以上の個別値上げ発表しとるで。

 

カズキ:7件て!次から次へと来るやつやん!

 

テルヤン:せやねん。食品包装フィルムが20%以上、紙おむつの原料が40円以上、合成ゴムが160円以上や。用途ごとにバラバラの値上げ幅やから、もう一律転嫁じゃ追いつかへんレベルやねん。

 

カズキ:それで物流現場に何が起きとるんや?

 

テルヤン:まず包装資材やな。ストレッチフィルム、シュリンクフィルム、食品トレーとか、全部ポリエチレンとかポリプロピレンでできとるやろ?それが軒並み80円から120円上がっとるわけや。

 

カズキ:物流センターで使う資材が全部値上げか。それキツいで。

 

テルヤン:さらにな、樹脂パレットもポリエチレンとポリプロピレンそのものでできとるやん。物流の基幹資材やのに、これも高騰しとるねん。フクビ化学工業なんか4月1日から全製品の供給制限かけとるで。

 

カズキ:値上げだけやなくて供給制限まで!?それ資材が手に入らんくなる可能性あるやん!

 

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業界の人らの本音って実際どうなん?

テルヤン:石油化学工業協会の工藤会長がな、「4月は稼働維持できるけど5月以降が焦点」言うてたで。

 

カズキ:5月がヤマ場ってことか。

 

テルヤン:せやねん。しかもな、減産中の三菱ケミカル鹿島が5月から定期修理入る予定をそのまま続けるねんて。減産中やから在庫積み増しできてへんのに定修入ったら、供給さらに絞られるやん。

 

カズキ:それ完全にダブルパンチやないか!現場の人らたまったもんやないで!

 

テルヤン:2月のエチレン稼働率が75.7%やったんやけど、これ採算ラインの90%を43か月連続で下回っとるねん。しかも2月はまだホルムズ封鎖の影響ほとんど入ってへん数字やで。

 

カズキ:3月の実績はもっと悲惨な数字になっとるってことやな。

 

テルヤン:せや。その数字が4月23日に速報値で出てくるから、そこで本当のヤバさが見えてくるわけや。工藤会長も「設備保全に必要な最低稼働率70%近辺での運転が続く」言うてるしな。

 

カズキ:ギリギリのラインで踏ん張っとる感じやな。でも不思議なんやけど、なんで追加停止が広がってへんのや?

 

テルヤン:それはな、米国とかペルー、アルジェリア、豪州、インドから調達増やしとるのと、各社が減産続けたり在庫取り崩したりしてしのいどるからや。4月の非中東ナフサ入着量が90万キロリットルで、通常の45万キロリットルから倍増しとるねん。

 

カズキ:倍増しとるならええんちゃうん?

 

テルヤン:それがな、封鎖前は中東が日本のナフサ調達の4割超占めてたんや。非中東倍増させても中東分の穴は埋まってへんねん。しかも米国湾岸から日本まで35日から45日かかるから、中東ルートの15日から20日の倍や。届く速度が遅いから補充の間隔も広がっとるわけよ。

 

これから物流業界どうなってくんや?

プラスチック樹脂原料のペレットと製造工場
画像: Pixabay

カズキ:結局この先どうなるんや?

 

テルヤン:まず化学品の値上げが荷主の生産コスト押し上げたら、荷主側が減産したり出荷抑えたりするやろ?そしたら荷動き自体が減る可能性あるねん。

 

カズキ:資材コスト上がるだけやなくて、仕事自体が減るかもしれへんってことか。踏んだり蹴ったりやな。

 

テルヤン:せやねん。東レなんかサーチャージ制度導入して、従来3か月から6か月かかってた価格転嫁を1か月以内に短縮する仕組み作っとるで。それぐらい急いで対応せなアカン状況やねん。

 

カズキ:現場としてはどう備えたらええんや?

 

テルヤン:まず資材の調達先を複数確保しとくことやな。あと値上げ交渉も避けられへんから、荷主との価格転嫁の話し合いを早めにしといた方がええで。経産省も重要物資安定確保タスクフォース立ち上げて品目別の供給点検始めとるけど、どこまで優先するかはまだ見えてへんからな。

 

カズキ:自分とこでできる対策は先にやっとけってことやな。

 

テルヤン:せやせや。停止の連鎖は食い止められとるけど不足は解消されてへんし、価格は2倍のまんまや。この価格でどこまで作り続けられるかが勝負やで。

 

カズキ:ほんまやな。物流業界も化学業界も、みんな我慢比べしとる状態やん。早う正常化してほしいもんやで!

 

テルヤン:ワシらも資材確保と価格交渉、両方気ぃつけなアカンで!コンプライアンス守りつつ、賢く立ち回ろうや!

 

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出典元:http://www.logi-today.com/933714

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