韓国発の物流テック企業、日本市場進出を本格化
グローバルな物流デジタル変革を手がけるColosseum Corporation(CEO:Park Jin-soo氏)が、日本法人を立ち上げました。2025年12月1日に正式発表されたこの動きは、拡大する日本のeコマース物流分野への参入を意味します。
2019年に創業したこの企業は、自社で倉庫を建設する従来型モデルとは一線を画し、世界53カ所以上の既存物流拠点を活用したネットワークを構築。遊休施設や余剰労働力を効率的な物流ハブへと変貌させる手法で、韓国物流テック界における革新的存在となっています。
日本市場ではどのような戦略で展開するのでしょうか?同社は日本向けにカスタマイズした「Colo AI」という倉庫管理システム(WMS)を核としたソリューションを投入します。執行役員のYoo In-hyung氏は「多品種・小ロットの大量注文が特徴的な日本市場では、ピッキング精度や在庫管理の安定性が決定的に重要です」と説明しています。
「Colo AI」の強みは、注文管理から輸送、倉庫管理までを一元化したプラットフォームにあります。Qoo10やRakutenといった日本の主要ECサイトとも連携し、販売者の物流効率を飛躍的に向上させる可能性を秘めています。すでに韓国や米国での導入実績では、作業時間を最大250分短縮、コストを最大45%削減するなど顕著な成果を上げているといいます。
この日本法人設立により、Colosseumは韓日間の物流連携を強化するとともに、商品保管から注文処理、最終配送まで一貫したサービスの提供を目指しています。あなたのECビジネスの物流課題解決に、新たな選択肢が加わったと言えるでしょう。
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