法定点検の期限が過ぎた個人所有の乗用車を公道で運転した疑いにより、法的手続きが進められていた和歌山県有田川町の71歳の町会議員が、自ら議員職を辞することになりました。この辞任により、同町議会では現在3つの席が空席となっていますが、臨時の選挙は実施されないとのことです。

 

議会関係者からの情報によれば、当該議員は2月10日に谷畑進議長へ辞意を伝える書類を提出し、同日中に受理されたそうです。選挙管理委員会は、14議席をめぐる町議会議員選挙を当初の予定通り、来年1月27日に告示、2月1日に投票日を設定して実施する方針を示しています。

 

辞職した議員は前回2022年1月の選挙では、立候補者数が定数を超えなかったため、無投票で初めて議員の座を獲得していました。自動車の法定検査を受けずに運転することは、皆さんご存知のように道路運送車両法に違反する行為とされています。公職にある者として、このような法令違反が社会的な信頼を損なうことになったのでしょうか。

 

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