燃料補助拡充で県内給油所も価格調整、小規模店舗は在庫状況に応じた対応を実施
政府による燃料関連の一時的税率撤廃に向けた施策として、13日よりガソリンと軽油に対する支援金が1リットル当たり5円分拡充されました。この措置を受け、県内各地の給油施設では価格改定の動きが見られています。
金沢市内のある給油所では前日比5円の価格引き下げが実施され、利用客からは「学生なので本当に助かります」「気づかなかったけど、来てみたら予想より安くて驚きました」といった喜びの声が聞かれました。
燃料費の負担に苦しんできた物流業界にとっても朗報です。県内で軽貨物運送を営む加門さんは「この仕事では燃料代が重要な経費なので、値下がりは非常にありがたい」と話します。同社では配送業務を個人事業主に委託しており、燃料代は各ドライバーが負担しています。そのため「実質収入の増加はドライバーの定着率向上や新規参入を促す効果があるでしょう」と期待を寄せています。
しかし、すべての給油所が即座に価格改定できるわけではありません。特に能登地域の中小規模店舗では、在庫状況によって値下げ時期に差が生じています。ある石油販売会社の社長は「小規模店では仕入れから次の入荷までに時間がかかるため、既存在庫の販売状況によって新価格への移行に時差が発生します」と説明します。
利用者からは今後の継続的な価格低下への期待も聞かれました。「能登地域への往復が多いので、燃料費の負担軽減は大きな助けになります」「浮いたお金で子どものために何かしてあげられれば」といった声が寄せられています。
給油所側からは「頻繁に満タンにしても価格差による大きな損得はない」と理解を求める意見もあり、各店舗の状況に応じた価格設定が行われていることを知っておくと良いでしょう。
業務効率化は運ソウルで解決!:https://doraever.jp/lp_unsoul
