愛知県みよし市に本拠を置く物流会社カネヨシが、輸送革命に乗り出します。同社は従来よりも長い全長25メートルの連結式車両を新たに投入。初期段階で3台を配備し、2027年度には計8台体制への拡充を目指しています。この新型車両は通常の大型車2台分の荷物を一度に運搬できるため、業務効率が飛躍的に向上します。

 

あなたも気になるCO2削減対策はどうでしょうか？この新システムでは車両数削減により温室効果ガスの排出量を約30％カットできるとのこと。環境負荷軽減と同時に、深刻化する運転手不足問題への対応策にもなります。

 

この特殊車両の魅力は分離機能にあります。幹線道路では連結状態で走行し、配送先付近で2台に分かれて最終目的地へ向かうシステム。これにより荷受け側は特別なスペース確保の必要がなく、従来の受入体制のまま大量輸送のメリットを享受できます。

 

同社はすでに21メートル版の連結車両を5台運用中で、来年度末までに10台体制へと規模拡大予定。新規導入する25メートル車両を含む投資を通じて、2026年4月期には売上高52億円（前期比約11％増）を見込んでいます。

 

主に自動車関連の樹脂製品輸送を手がける同社は、荷物増加に対応するため約6600平方メートルの保管施設を本社隣接地に建設中。将来の需要拡大を見据え、特殊車両運転技術を持つ人材育成にも注力しているといいます。現在15名弱の専門ドライバーを、社内研修を通じて増員していく計画です。

 

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