警視庁暴力団対策課は13日、不動産関連企業「ハナマサ」の経営権を不正に獲得しようとした疑いで、74歳の松沢泰生容疑者を含む3名を逮捕した。容疑者らは偽造株券と虚偽の譲渡契約書を作成し、裁判所に提出していた。 この事案では、2022年にハナマサ所有の埼玉県内の広大な土地が約10億円で売却され、そのうち8億円が松沢容疑者側に流れていたことが明らかになっている。専門家はこれを「地面師」の手口を企業版に応用したケースと見ている。 松沢容疑者は偽造した書類を基に、2023年1月に同社の代表に就任。しかし前代表がこの不審な状況に気づき、「会社が奪われる」と当局へ相談したことで事件が表面化した。裁判所はすでに1、2審で前代表を正当な株主と認め、松沢側の証拠を偽造品と判断している。 あなたも知っているかもしれないが、松沢容疑者は過去に「東京佐川急便事件」で有罪判決を受けた人物で、その後もTOB違反や架空増資など複数の金融犯罪に関与してきた経歴がある。 ハナマサはかつてスーパー「肉のハナマサ」を運営していたが、業績不振により2008年頃に小売部門を「花正」に譲渡済みで、現在は資本関係がないという。 こうした企業乗っ取りの手口には要注意だ。自社の登記情報や株主名簿は定期的にチェックしているだろうか？身に覚えのない役員変更や不審な取引があれば、早急に専門家に相談することが重要である。 業務効率化は運ソウルで解決！：https://doraever.jp/lp_unsoul
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