2025年11月13日から16日にかけて、中華人民共和国マカオ特別行政区で第72回マカオグランプリが開催されます。街の公道を舞台にした東洋屈指のレースイベントは、ハラハラドキドキの連続で観る者を魅了します。

 

カジノや世界遺産で知られるマカオで年に一度、街の公道が朝6時から夕方6時まで封鎖され、レーシングマシンの激しい戦いが繰り広げられるのです。「こんな狭い道で本当にレースができるの？」と思うような場所もあり、わずか7mしかない区間もあります。

 

コースは大きく分けて2つ。狭く曲がりくねった山側エリアと、広々とした海側エリア。特に見どころは「リスボア・ベンド」と呼ばれるコーナー。ここでは毎年のように複数のマシンが絡む派手な接触が発生し、観客は息をのんで見守ります。あなたも現地で観戦するなら、このポイントの席を最優先で確保すべきでしょう。

 

今年は日本人ドライバーも7名出場。かつてセナやシューマッハーが若き日に挑戦した伝説のコースで、新世代のレーサーたちが挑みます。セナが1983年に記録したタイムと現代のマシンのタイムを比べると、技術の進化を実感できるのも興味深いポイントです。

 

「でも現地に行けないよ」という方も心配無用。大会期間中はYouTubeの公式チャンネルや公式サイトで無料ライブ配信が行われます。特に15日と16日は朝から晩まで二輪、四輪さまざまなレースが目白押し。登録不要で手軽に世界レベルの戦いを体験できるチャンスです。

 

マカオGPの魅力は速さだけではありません。歴史ある市街地を舞台に、ドライバーたちが互いにぶつかり合いながら限界に挑む姿こそが、このレースの本当の醍醐味ではないでしょうか。

 

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